Cable Matters 201024 / 201053 / 201054 / 201055 / 201056 DisplayPort MSTビデオの問題と設定について

DisplayPort MST技術を搭載したCable Mattersハブ201024 / 201053 / 201054 / 201055 / 201056(型番)を対象として、2台目のディスプレイにビデオが表示されないなどのビデオ問題の解決方法を紹介いたします。

DisplayPort MST技術は、DisplayPort 1.2仕様の導入によりDisplayPortに追加された機能です。 単一のビデオ出力ポートで、マルチストリームデイジーチェーン(multi-stream daisy chain)を介して複数のディスプレイを接続できます。 ただし、ディスプレイパイプに送信できるピクセル数には制限があります。たとえば、一台の4K 60Hzディスプレイを接続するには、DisplayPort 1.2帯域幅が十分です。 DisplayPort MSTデイジーチェーンを介して2台目の4K 60Hzディスプレイを接続する場合は、DisplayPort 1.2帯域幅を共有するには両方のディスプレイで解像度を下げる必要があります。

一部のモニターでは、もっと低い解像度(例えば:1080P)に設定しても帯域幅が解放されません。1台目のモニターはすべての帯域幅を使用していますので、2番目のモニターに残った帯域幅が足りません。この場合は、2台目の4Kモニターにビデオが表示されない場合があります。2台の4K 60hzモニターまたは2台の1440p 100hzモニターを使用してこのような問題が発生している場合は、下記の解決方法をご参考ください。

1、下記のツールをダウンロードして解凍します。

CMdisplay

2、vcredist_x86.exeファイルをダブルクリックします。

3、指示に従ってMicrosoft Visual C ++をインストールします。

4、CMDisplay.exeツールをダブルクリックします。

このツールは、両方の4Kモニターを1080p解像度に自動的に設定し、モニターに強制的に未使用の帯域幅を解放します。帯域幅が解放されたら、解像度を手動で1440p @ 60Hzまたは4K @ 30Hz(サポートされている場合)に上げることができます。

USB Type-C製品の詳細については、当社のオフィシャルサイトのUSB Type-Cページをご覧ください。



文書ID: 104
最終更新日: 2020年01月09日
リビジョン: 4
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