Cable Matters 201073 デュアルHDMI搭載 ドッキングステーション Mac用故障診断

簡単紹介

現在、macOSはケーブル1本で複数のディスプレイを接続できるMST (マルチストリームトランスポート) テクノロジーをサポートしていません。従って、Macコンピューターのデュアルモニターセットアップを実行するには、外部USBグラフィックスドックまたはThunderbolt3ドックを使用し必要です。

外部USBグラフィックドックはドライバーを通してビデオを外部にレンダリングします。USB経由でビデオデータを圧縮及び送信され、GPUからのネイティブ信号ではないため、多くのCPUパワーを消費します。一方、Thunderbolt 3ドックはネイティブのビデオ信号を送信しますが、互換性と費用効果が低くて、Thunderbolt3対応のコンピューターでのみ機能し、Thunderbolt3テクノロジーをサポートしていないUSB-Cポートと互換できません。

この革新的なUSB-Cドックは、Macコンピューターにある２つのUSB-Cポートを利用して、GPUからデュアルモニターに最大デュアル4K 60Hzネイティブビデオを配信することにより、問題を完全に解決できます。これは、Thunderbolt 3ドックのコスパ最高の代替手段であり、ビデオ機能を備えたUSB-CポートおよびThunderbolt3ポートと普遍的に互換性があります。デュアルモニターのセットアップには2つのUSB-Cポートが必要なため、1つのポートのMacBookはデュアルディスプレイをサポートされていません。 対応モデルは：

•    MacBook Pro 13"
•    MacBook Pro 13" with Touch Bar
•    MacBookPro 15" with Touch Bar
•    MacBook Air with Retina Display
•    Mac Mini
•    iMac

HDMIビデオ変換アダプタにてDVI / VGA / DisplayPortが搭載されたディスプレイと接続

HDMI-DVI / VGA / DP変換アダプタにてDVI / VGA / DisplayPortディスプレイと接続できます。VGA及びDVIの場合、最大1920x1080@60Hzの解像度に対応します。HDMIからDPは最大4Kで表示できます。

HDMI to VGA
HDMI to DVI
HDMI to DP

重要注意事項：多く信号変換ケーブルは双方向の信号転送に対応できません。例えば、DisplayPortからHDMIまでのみに変換できます。ドッキングステーションを使用するには、上記のリンクと同じHDMIはホスト側、VGA、DVI又はDisplayPortは表示側の変換ケーブルを使用してください。

症状：ドッキングステーションが認識されない、1つ又は以上のポートが機能していない

接続されたすべてのケーブルと周辺機器を抜き、パソコンを再起動した後に再接続します。すべての接続が正しいであることを確認してください。 ドックには3つのUSB-Cポートがあります。背面パネルにある2つのUSB-Cポートは、ラップトップのUSB-Cポートに接続する必要があります。 メインの「ドックイン」USB-Cポートは、メインディスプレイと、ラップトップの充電、USBポート、カードリーダー、イーサネット、オーディオなどの他のすべてのI / Oを制御します。「セカンドビデオイン」はセカンドモニター専用です。

フロントパネルにハードドライブ、フラッシュドライブ、スマートフォンなどのUSB-C周辺機器を接続するためのもう1つのUSB-Cポートがあり、USB-Cを搭載したスマートフォンに15Wの急速充電にも対応できます。

症状: デュアル4K60Hzビデオを出力できない

このドッキングステーションは、革新的な帯域幅制御スイッチを備えて、ユーザーにビデオとデータ間の柔軟性を提供しています。4K 60Hzモードに設定した場合、サポートされる最大解像度は次のとおりです。

解像度	対応モニター数
1920x1080 @ 60hz (Full HD)	2
2560x1440 @ 60hz (Quad HD)	2
3840x2160 @ 60hz (Ultra HD)	2

このモードでは、帯域幅のほとんどがビデオに使用されるため、USBポート、イーサネット、およびカードの読み取り速度は480Mbps（USB 2.0速度）に制限されます。

4K 30Hzモードに設定すると、サポートされる最大解像度は次のとおりです。

解像度	対応モニター数
1920x1080 @ 60hz (Full HD)	2
2560x1440 @ 60hz (Quad HD)	2
3840x2160 @ 30hz (Main Display)                     + 3840x2160 @ 60hz (Second Display)	2

このモードでは、帯域幅はデータとビデオの間で共有されます。USBポート、イーサネット、およびカードの読み取り速度は、フルスピード（最大10Gbps）で実行されます。

症状: ワイヤレスマウス/キーボードをUSB3.0に接続する時、マウス遅延またはキーストローク消える
2.4 GHz帯域は、ワイヤレスルーターなどのデバイスや、マウスやキーボードなどのワイヤレスPC周辺機器に広く使用されているライセンスのない無線周波数帯域です。

USB3.0の信号速度は5Gbit / sです。USB 3.0データスペクトルからのノイズは、2.4~2.5GHzの範囲で競合を引き起こす可能性があります。このノイズは、PCプラットフォームのUSB 3.0コネクタ、周辺機器のUSB 3.0コネクタ、またはUSB3.0ケーブルから放射される可能性があります。この帯域で動作するワイヤレスデバイスのアンテナを上記のUSB3.0放射チャネルのいずれかに近づけると、ブロードバンドノイズを拾い、干渉を引き起こす可能性があります。これにより、ワイヤレスリンクのスループットが低下する可能性があります。

解決策は、ワイヤレスマウス/キーボードドングルを、マウス/キーボードマークが配置されているドックの背面にあるUSB2.0ポートに接続することです。問題が解決できない場合は、下記のUSB2.0延長ケーブルを使用してください。

USB 2.0 延長ケーブル

症状：コンピューターが充電されない、又は低速で充電される

このドッキングステーションは、最大80ワットの電力をコンピューターに提供できます。80ワット以上を必要となる一部のMacBookProモデルは、最大80ワットで充電されます。

症状：イーサネット接続が認識されない、又は動作が不安定

下記のURLによりイーサネットの故障診断をご参考ください。
https://kb.cablematters.com/jp/index.php?View=entry&EntryID=107

このドッキングステーションはWindows PCにも対応できます。Windowsコンピューターの故障診断は下記を確認してください。

Thunderbolt 3を搭載したWindowsコンピューターでは、ドッキングステーションが正しく機能していません。

症状：ビデオがない、ビデオがちらつく、またはUSB周辺機器の接続が不安定

解決方法：BIOS、Thunderbolt 3ファームウェア、Thunderbolt 3ドライバー、およびIntel Graphics Driverを製造元のWebサイトから更新してください。 詳細については、以下の記事を参照してください。

BIOS 、ファームウェア及びドライバーのアップデートについて
インテル Graphics ドライバーのアップデートについて

症状：イーサネットは、特定のDellコンピューターとの接続が不安定

一部のDellXPSおよびPrecisionモデルには、USB-Cを介したイーサネット接続に干渉するバージョンの内部Wi-Fiアダプタが含まれている場合があるため、オンボードWi-Fiアダプターの電力出力を下げることで解決できます。

1. 「コントロールパネル」>「デバイス管理」に移動します。

 
2. 「ネットワークアダプタ」から「デルのワイヤレスアダプタ」を右クリックします。

 
3. 「プロパティ」を選択します。「詳細設定」タブをクリックします。「電力出力」を選択し、「75％」を選択します。

 
4. ケーブルとマルチポートアダプタを外し、コンピューターを再起動した後に再接続します。

症状：オーディオはHDMI経由でモニターに送信されない

一部のモニターにはスピーカーが内蔵されていません。従って、音声は個別に送信する必要があります。オーディオがサポートされている場合は、以下の手順に従って正しい再生デバイスを選択してください。

Windows:
1) タスクバーのサウンドアイコンを検索または右クリックして、「サウンド」メニューを開きます。
2) 「再生」タブで、HDMIを備えたディスプレイを選択します。
3) 「デフォルトに設定」をクリックします。
4) 「OK」をクリックして設定を保存します。
 
MacOS:
1) Appleメニューを開き、システム環境設定に移動します。
2) サウンドアイコンをクリックします。
3) 「出力」タブをクリックします。
4) HDMIディスプレイを選択します。

 
ドライバーやユーザーマニュアルなどのUSB-C製品の詳細については、当社のWebサイトのUSB-C ページをご覧ください。